はじめに
皆様、まずは基礎知識を頭にいれておきましょう。
話している時、歌っている時の声はどこから発生していると思いますか?
なんとなく知ってる方はいらっしゃるでしょう。
人間の舌の骨といわれる舌骨と胸の骨といわれる胸骨の間に
楽器ギター、ヴァイオリンの弦みたいな白い粘膜が二つ漂うように存在しています。
とっても大事なものなので、鎧みたいな形の箱の中(甲状軟骨)で守られています。
箱の感じは、指で触っていただくとおわかりになるかと思います。
その白い粘膜達は我々が呼吸をしている時は静かにおとなしくしています。
いざ、話したり、歌ったりする時には、白い粘膜達は、お互いの体を這わせるかのように、波を打ち合います。大刻みだったり、小刻みだったり多種多様に。
これが、とっても美しく神秘的。
この白い粘膜達を声の帯と書いて、声帯(声帯粘膜)と言います。
ただ、この声帯は単独では動き続けることが難しく、周りの力を借りなくてはいけません。
大きくわけると、息と筋肉の二つの力です。
1、息
肺から気道を通り、鎧の中にある二つの白い粘膜の間(声帯)を通過していきます。すると、2つの白い粘膜が引き寄せられるわけです。(ホームで早い電車が通り過ぎる時、ホームのほうに若干体が引き寄せられる現象)
ちょっと難しいですが、このことをベルヌーイ効果といいます。
2、筋肉
二つの白い粘膜(声帯)の内側に縁の下の力持ちみたいにそれぞれ仲良し三兄弟筋肉が存在します。これらは【声帯筋】と呼ばれます。
三兄弟のうち二人は双子で名前が一緒
【ないこうじょうひれつきん】内甲状披裂筋
そして、残る一人の名前は
【がいこうじょうひれつきん】外甲状披裂筋
ここの筋肉が活性化している時の声の状態のことを【地声】と呼びます。
ここが調整されていくと、力強い声、大きな声、説得力のある声等が期待できます。
この他にも、【がいそくりんじょうひれつきん】外側輪状披裂筋や、【おうひれつきん】横披裂筋、斜披裂筋【しゃひれつきん】等が助けてくれます。
ここが調整されていくと、張りのある声、良く響く声、ロングトーン等が期待できます。
これらも、地声の仲間です。
もう一つ、鎧みたいな箱(甲状軟骨)は実はまんまるい、輪っか状の箱(輪状軟骨)の上に恥ずかしそうにくっついております。この二つを互いに引き寄せあう筋肉というのが存在します。
その名も【りんじょうこうじょうきん】輪状甲状筋というとっても繊細で大活躍な筋肉です。
ここが調整されていくと、高い声、ピッチ調整、ミックス的な声(ミックスボイスというのは本来間違った言葉なのでミックス的な声と表現させていただきます)、ベルディング発声、フラジオレット、声枯れ防ぎ、疲れにくい声、滑舌、超ロングトーン、等が期待できます。
ここの筋肉が活性化している時の声の状態のことを【裏声】と呼びます。
これらの二つのタイプの筋肉達は、自ら動くことがなかなか難しいために、この周りに自ら我々の意思で動く筋肉達が存在します。
先程の【地声】【裏声】の筋肉を助けてくれる筋肉達です。
これらの発声に関与してるだろう筋肉達は、主要なもので15個程はあるでしょう。
※こちらの細かい内容が気になる方は、シークレット記事からみれます。
Tsunoda Voiceでは、まず、ニーズを聞き、なりたい声を見定めながら、生徒様に今必要な筋肉、調整、鍛えていきます。
筋肉を使うってなんか難しそうと思う方がいらっしゃると思いますが、安心してください、実際レッスンで筋肉の名前を連呼したり、小難しい事言ったりはしません(もちろんこういうのが好きな人には言いますが)
いろんな声のデモンストレーションをするので、それを真似しながら、声をだしてもらう。反応してもらう。ちょっと今までだしたことのない声もあるので、びっくりする方はいらっしゃいますが、、ただ、その一生ださなかったであろう声、いろんな声を発声しているうちに、反応していくうちに、たくさんの筋肉が結果的に調整、鍛えられていく、そして、いつか喉が覚醒していく。自由な声が手に入るというわけです。
また、歌唱指導もおこなっております。Pops、ロック、ミュージカルが得意ですが、どのジャンルもボイス的なアプローチであれば可能です。
後、定期的に、レッスンの中で、どの程度喉の状態が変わっているかをチェックする【喉の機能レベルチェック】もおこなっています。
※こちらの細かい内容はシークレット記事からみれます。
次に何をやればよいのかを明確にわかるようになるので、自分の理想により早く近づくことができます。ぜひ、こちらも活用していきましょう。
ご興味もたれた方は、ぜひ、一度無料【オンライン相談窓口】からお申し込みください。
初めから【スタンダードコース】、【インストラクターコース】等にお申し込みいただくことも可能です。
皆様のいろんな声と出会えることを楽しみにしております。
全力でアシストしていきます。
声の世界で会いましょう。