いざ本番
“まるで自分の喉じゃないみたい”
“いつも通りコントロールできない”
練習の時の半分の力くらいしかだせない人がいらっしゃるかもしれません。
これは、 “不安感” が関係しているかもしれない。
“不安感”は → 随意筋と不随意筋の連絡網を乱すことがあります。
随意:意識内という意味。
不随意:無意識内という意味。
●随意筋
意識して動く筋肉
喉、喉頭の外側に位置する外喉頭筋のグループ
甲状舌骨筋、胸骨甲状筋等
●不随意筋
無意識内で動く筋肉
喉、喉頭の内側に位置する内喉頭筋のグループ
外側輪状披裂筋、斜披裂筋、内甲状披裂筋等
正常な状態であれば、意識内で外喉頭筋が動かされて、それに準じて、内喉頭筋が動きます。
ただ、不安感はここを乱すのです。
めちゃくちゃにしてしまうわけですね。
この不安感を上手く活用をできる人もいるらしいですが、、
それは、とてもとても稀な感じがしますね。
さらには、その乱れが嫌で不安感を解消するために、“咽頭収縮筋”【食塊を飲み込む時に働く筋肉】を過剰に使ってしまうことがある そして、その行為が喉を締める、締めている感覚になる 。
この時、先生等に「喉を開け」と言われて、やろうと思えば思うほど、どんどどんどん”咽頭収縮筋”の抵抗力は増えていきます。
そもそも、何らかのインプットが原因で不安感を感じているわけですから、アウトプットの行為そのものに対して、いくら言っても変わることは難しいでしょう。
喉を開く前に、心を開くことが重要ですね。
具体的には“不安感“を取り除くことが大切になってきます。